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プードルを迎えるにあたって

まずは下準備を

まずは愛犬を迎える準備をしましょう。
準備と言ってもグッズをそろえるとか、そう言うことではありません。 言うなれば、心の準備です。

家族と一緒に住まわれている方は、本当に犬を迎えても良いのか、
家族でしっかりと話し合いを持ちましょう。
もしも一人でも反対者がいれば、潔く諦めましょう。
それは犬のためでもあります。

一人暮らしの方は、その環境で本当に大丈夫なのか、
万が一の不可抗力で面倒がみられない時はどうするのか、
家を留守にする場合はどうすべきか等々、
色んなシチュエーションを考え、それに対応出来るよう、
しっかりと考えておきましょう。

犬を飼うことが初めての方は、飼育本の一読を。参考
飼育本に目を通しておくことで、犬の習性や、
犬を飼うとはどう言うことかがなんとなく把握出来ると思います。
特に仔犬は何かと手がかかりますから、心の準備をして余裕を持ちましょう。

もしも「何かあったら手放す」と言う前提でお迎えしようと考えている方は、 どうかもう一度考え直してください。 (生活して行く中で、天災や事故などの不可抗力が生じて…と言うのなら仕方ないですが) 「何があってもこのコは守る!」くらいの気持ちで、愛犬を迎えてくださいね。

プードルと一口に言っても…

純血犬種には「スタンダード(犬種標準)」と言うものがあり、
それに沿って繁殖されるべきものとされています。
JKCによる「一般外貌、習性・性格」などはこちら

しかしプードルは生き物。工業製品の様にはいきません。
それぞれに個性(個体差)があります。

例えばプードルは独特のクルクル巻いたハリのある豊かな毛が特徴ですが、 毛量が少ないコもいれば、巻きが弱いコや、柔らかい猫っ毛のコもいるんです。

カラーにも違いが出ます。
特に中間色と言われるブラウン・アプリ・レッド・シルバーなどは顕著で、 薄いものから濃いものまで様々です。

サイズも「トイ・プードル」だからと言って、 必ずしも小さくまとまるとは限りません。 中には稀に、ミニチュアサイズ程の大きさに成長するコもいます。

他にも、脚の長いコや短いコ、耳付きの低いコや高いコ、マズルが長いコや短いコ、 機敏なコ、おっとりしてるコ、等々…本当に色んな個性のプードルが居ます。
(性格は躾けや成育環境などによる後天性の場合もあります)

何故同じプードルなのにそのような違いが起こるのでしょうか?

それは、全て繁殖者の手中にあります。
両親犬の遺伝子をどうもらうかにより仔犬の性質が決まりますから、 どんな犬で繁殖するかと言う部分が大きいのです。
大きなトイで繁殖を行えば、大きくなる可能性の高い仔犬が生まれる、と言うわけです。

あなたはどんなタイプのプードルがお好みですか?

どこから迎える?

プードルを迎える先は、ペットショップ、ブリーダー、友人知人からなど、様々です。 最近ではネット通販や生体オークションなどもあり、選択肢は増えました。

前の章で述べたように、プードルと言っても色んなコが居ますから、 こだわりを持って好みのプードルを迎えたいのであれば、 この「お迎え先」を吟味することが重要です。

「気に入らなかったから」と言って、生体はそうそうに返品交換出来るものではありません。 (そう言う気持ちがある方には正直飼って欲しくありません) そうならないよう、お迎え先についてはじっくりとしっかり調べましょう。

スタンダード・プードルで10年前後、 トイ・プードルで15年前後(20年近く長生きしたコの話しもよく聞きます)、 そんな永きに渡って人生を共にするのですから、 じっくり時間をかけて良い繁殖者を吟味してお迎えしても良いと思いませんか?

●注意1
実際に仔犬を見ずして迎えることはなるべく避けましょう。
通販による詐欺も増えている現状です。参考

●注意2
ボランティアから保護犬を迎えると言う手段もありますが、 問題犬である場合が多々あるので、家族やボランティアさんと良く話し合って決めましょう。

注意したいこと

マメなブラッシングを

プードルは特殊な毛をしているため、マメなブラッシングで毛をほぐしてやらないと毛玉になってしまいます。 毛玉は皮膚を悪くすることもありますから、作らないよう心掛けることが大切です。

また、ブラッシングは育毛促進し、艶のある被毛を作ります。 良いコミュニケーションにもなりますので、毎日行いたいものです。

毛量が多く毛を伸ばしているコは、毎日何回もブラッシングする必要が出て来ます。 また、大きければ大きい程、ブラッシングの範囲は増すので大変です。 (大きいコの方が毛量が豊かな傾向にありますし)
スタンダード・プードルを迎えようと考えている方は、特に留意なさってください。

「プードルはお手入れが大変だ」と言うことを覚えておきましょう。

定期的なカットを

プードルは一生涯毛が伸びる犬なので、定期的(月1程度)なカットが必要になってきます。

トリマーさんにお願いする場合はトリミング料金がかかりますし、 飼い主さん自身がカットする場合は、ハサミやバリカンなどの道具代がかかります。

「プードルはお金がかかる」と言うことを覚悟しておきましょう。

【参考:トリミング料金】
トイ:5,000〜10,000円
ミニチュア:10,000〜15,000円
スタンダード:15,000〜30,000円
(地域や店舗、カットの仕方によって変わって来ます)

甘やかし過ぎに注意!

プードルは訓練性能が高く、頭の良い犬としても知られています。 時にその頭の良さから飼い主を振り回すこともありますので、 しっかりと主従関係を築いて行くことが大切です。

ぬいぐるみ感覚で甘やかして育ててしまうとさぁ大変。 飼い主がブラッシングも出来ないようなガウガウ犬に育ててしまわぬよう、注意しましょう。 一度クセを付けてしまうと直すのが大変ですよ。

「プードルはぬいぐるみじゃない」と言うことを肝に命じましょう。

運動はしっかりと

稀に「トイは小さいから運動は必要なし」などと言う人がいますが、それは大きな間違いです。 プードルは活発で遊び好きな犬種で、とても活動的です。

運動が足りなければ、それがストレスになったり、躾けの妨げになることも。 いつも落ち着きがない、なかなか言うことを聞いてくれない、室内で暴れて困る… そんなコは運動量が足りないのかもしれません。
サイズやその個体に見合った運動(散歩)をしっかりとさせましょう。

スタンダード・プードルともなれば、とても多くの運動量を必要としますので、この点をよく留意なさってください。

一見、活動的とは思えない独特のカットを施した飾り物のような犬ですが、
「プードルは意外と体育会系」なんです。

のんびりお散歩したい方には、シーズーなどおっとりした犬種をおすすめします。

※成長期は過度な運動により関節炎などを起こすことがありますので、 一歳くらいまでは余り過激に運動させることは避けた方が無難です。

遺伝性疾患について

誰しも愛犬には健康であって欲しいものですが、残念なことに、 プードルは他犬種に比べて遺伝性疾患が多いと言われています。

PRA(進行性網膜萎縮症)、若年性白内障、パテラ(膝蓋骨脱臼)などが有名です。
こちらのサイトにとても詳しい記事があります。是非ご一読を。

両親犬に遺伝性疾患の検査※を実施しているブリーダーを選ぶことで、健康なプードルを迎えられる可能性は高くなります。

※検査出来るようになったのは近年なのでまだまだ普及しておらず、 ショーブリーダーでも実施しているところはそう多くないようです。 検査の多くは海外の検査機関を通す必要があるため、大変な作業のようです。 国内に検査機関が出来、この検査が普及することを願っています。
関連:日本動物遺伝病ネットワーク

どうしても遺伝性疾患はイヤ!と言う方は、疾患の少ない他犬種を選んでは如何でしょうか。 遺伝性疾患が多く乱繁殖が顕著なプードル、諦めた方が無難でしょう。

これは純血犬種全体に言えることですが、 DNA検査で白黒ハッキリとわかる遺伝性疾患は少ないため、目に見える検査では限界があります。 遺伝性疾患をクリアにすることは、純血犬種全体の今後の課題です。

オスにする?メスにする?

プードルは犬種特性的に大きな問題(飼い主に噛み付いて大きな怪我を負わせたり、他犬と生死を分ける喧嘩をするなど)を起こすことは少なく、 オスでもメスでもさして変わりはない、と言われています。

しかし、街の美観が問われる昨今、マーキング制御は飼い主のつとめとなりつつあります。 また、ドッグランやドッグカフェが普及し、そこでも飼い主のマナーが問われています。

そこで問題になるのが、オス犬の問題行動です。
マーキングはもとより、他犬を執拗に追い回したり、メス犬の存在で落ち着きがなくなったり、飼い主の言うことを聞かないなど、 昔は問題にならなかったことも、暮らしの変化によって今では大きな問題になりつつあります。 犬に慣れている方ならしつけで回避出来るでしょうが、それらの欲求が強い個体の場合は制御し切れないこともあります。

メスでも稀に気が強く、オスと同じ様な問題行動を起こす個体もいるかもしれませんが、 圧倒的にオスの方が問題を起こす確立は高いようです。

発情前に不妊手術を行うことで、しつけの入りやすい犬になるため、それらの問題は回避できるでしょう。 参考

※オスでもメスでも、不妊手術を受けたとしても、しつけなしで犬をコントロールすることは出来ません。その点はお忘れなく!

あとがき

これからプードルを迎える方のお役に立てれば、活用していただければと、これらをまとめてみました。 お気付きの点がございましたら、ご遠慮なくお申し付けください。 どうぞよろしくお願い申し上げます。
【スタッフ一同】

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